iPS祭りが続いています。iPS狂想曲(協奏曲か)とも言えます。
お祭りは、外でながめているよりも、中で踊っている方が楽しそうです。
Tuesday, March 11, 2008
iPS祭り
Thursday, February 14, 2008
iPSと月経血由来細胞
danceunthedark様
コメントを誠にありがとうございます.
iPS細胞は、不死であることが便利です。株化されていますので、誰でもが正常核型のES細胞様細胞を利用できること、またiPS細胞から間葉系幹細胞株を作り出すと不死化細胞株ができるということになります。iPS細胞作成に、マウスiPS細胞でもヒトiPS細胞においても、高橋秀和氏が作成したMF start培地(Toyobo)を使用しているとCell誌とNature誌に記載されていることは嬉しいことです。
私どもが作成した臍帯血由来細胞株(TERT遺伝子のみの導入細胞、Mol Biol Cell, 2006)もちなみに核型は正常です。医薬基盤研や理研から入手可能です。
一方、月経血由来細胞は不死化していない(遺伝子導入のない)普通の細胞であること、また倫理委員会で細胞バンクへの寄託を申請していないことより、寄託をする予定はありません。直接のやりとり(研究者間のやりとり)となると思います。また、その時も新たな倫理委員会への確認が必要となります。
ヒトiPS細胞が容易に作成できるのであれば、有益な細胞であるという認識は変わりません。しかし、骨髄間質細胞をずっとやってきたので、間葉系幹細胞への固執はございます。
ありがとうございます。
ちなみに写真は、ES細胞と同じ遺伝子発現パターンを示すヒトEC細胞です。iPS細胞も同じ発現パターンなのでしょうね。ちなみに、このEC細胞のオーナーがきれいな梅の花の写真をアップしていますので、サイトを紹介します。
http://blogs.yahoo.co.jp/jhata99/2394894.html
Sunday, January 6, 2008
細胞の変身と再生医療
小学校のプール掃除の際にヤゴを救出するという目的で、初夏に息子が家にヤゴを持ち帰ってきました。家の中の水槽でヤゴはミミズを食べて大きくなり、最終的には水の中にいれておいた枝を上り、変身してトンボになります。変身とは、さなぎにならない不完全変態のことであります。ある真夜中の1時過ぎに偶然ヤゴが水面からでてきて、枝の先端のところまで上り、そこで止まり、ヤゴからエビぞりながら成虫であるトンボがでてきました。もう少しでエビぞりすぎて水面に落ちるのではないかというギリギリのところで反転して、自分の脱いだ殻にしがみついて羽を伸ばし乾かします。研究所にいる虫博士に聞きますと蝶々も同じようにでてくるんだそうです。研究所には虫博士が何人かいます。羽が伸びてきたので、観察者の興味がだいぶ薄れてきたので、写真を撮り、枝ごと屋外においておきました。次の朝、もうトンボはいなくなっていたので、飛んでいったのでしょう。実は、このヤゴを含めた虫の大変身を観察したのは人生初の経験で、その変身ぶり、つまり水の中にいる生物が空飛ぶ生物になる様子はかなりな驚きでした。
「平成20年は、再生医療元年」と言われるくらい、再生医療がスタートしています。高度先進医療を行う施設及びいくつかの大学病院にて始まっており、新たな医療として骨欠損、軟骨欠損、虚血性心疾患、歯槽膿漏に、細胞を移植して症状を軽減しようとする戦略です。これらの治療では、骨の中の細胞が変身して、必要な細胞として、組織に移植され力を発揮します。骨髄からの細胞だけではありません。胎盤から、子宮内膜から、月経血から、臍帯から、皮膚から、たくさんの大切な細胞が増え出してくれて、変身して、力を発揮するんです。ヒトクローン胚が話題になり、マスコミで話題として紹介されています。現在はクローン胚作成は法律で禁止されている一方、将来に向けて基礎的な研究はひとつひとつ進められています。それも、細胞が神経や心筋や骨格筋や血管になって、患者様の症状を軽くしたり、治したりすることが期待されているからです。細胞にもきちっとした変身をしっかりやってもらって、わたし達を元気にしてもらいたい。
Do MSCs overexpressing Csx/Nkx2.5 and GATA4 accept the cardiomyogenic fate as unavoidable?
Do single cell-derived mesenchymal stem cells overexpressing Csx/Nkx2.5 and GATA4 accept the cardiomyogenic fate as unavoidable?
Bone marrow cells can give rise to cardiomyocytes as well as adipocytes, osteocytes, and chondrocytes in vitro. The existence of mesenchymal stem cells has been proposed, but it remains unclear if a single cell-derived stem cell stochastically committs toward a cardiac lineage. By single cell marking, we performed a follow-up study of individual cells during the differentiation of 9-15c mesenchymal cells derived from bone marrow cells. Three types of cells, i.e., cardiac myoblasts, cardiac progenitors and multipotent stem cells were differentiated from a single cell, implying that cardiomyocytes are generated stochastically from a single cell-derived stem cell. We also demonstrated that overexpression of Csx/Nkx2.5 and GATA4, precardiac mesodermal transcription factors, enhanced cardiomyogenic differentiation of 9-15c cells and frequency of the cardiomyogenic differentiation increased by co-culturing with fetal cardiomyocytes. Single cell-derived mesenchymal stem cells overexpressing Csx/Nkx2.5 and GATA4 behaved like a cardiac transient amplifying cell, and still retained their plasticity in vivo.