Saturday, September 27, 2008

練習

練習です。






Adenovirusで、iPS.

AdenovirusでマウスiPS細胞ができたという報告があった。遺伝子導入がないとのこと。ヒトは、いつできるだろうか。マウスの場合、ねつ造の可能性を否定できない(検証できない)ので、ヒトでの成功が待たれる。まあ、そこまで疑わなくてもいいのだろうし、疑ってしまっては元もこうもないのでしょうが。Adenovirusを利用したヒトiPS作成の場合、ヒトES細胞との違いがとても興味深い。



Friday, September 19, 2008

Shane, come back


iPS作成に、導入する遺伝子を少なくする「競争(?)」が盛んだ。4因子から3因子に、そして2因子に。遺伝子数を少なくするには、低分子化合物を利用することで解決しようとしている。同時に、元となる細胞の種類によっても、遺伝子数を少なくできる。皆が目指しているのは、Transgene-free iPS細胞であることは間違いない。

また、iPS作成にはヒト間葉系細胞を用いると3週間以上(23日くらい)かかるが、皮膚の表皮細胞を使用すると早いらしい。

写真は、グランドティトン国立公園。Shaneという映画で有名な場所とのこと。この夏に訪れたが、映画は見ていない。


Wednesday, September 17, 2008

ラボ・ミーティングでの昔話

今の研究所でのJob talkを再現しました。大学時代に所属した研究室内での研究紹介です。自分とは関係のない仕事も含んでいます。


http://jp.youtube.com/watch?v=AakprccVW3A


Tuesday, September 16, 2008

PCRの酵素は、湯元から。



M先生のおすすめで、Yellowstone国立公園に行って参りました。多くの温泉がわき出しており、そこに増殖している細菌からポリメラーゼ酵素を抽出したと聞いた。



Heart spring



Direct cell reprogrammingは、iPS細胞に止まらないようだ。複数の転写因子を導入することで、生体内でベータ細胞が形成されるという論文が、Melton研究室から発表された (Nature, doi:10.1038/nature07314) 。Ngn3 (Neurog3), pdx1, Mafaの3つの因子を導入することで膵外分泌腺がベータ細胞に変身できるという。膵外分泌腺とベータ細胞は兄弟なので、3因子で分化転換したと予想されるが、脱分化過程を伴っておらずに分化転換させ得ることができることはステキです。この手法で、次々と新しい分化転換が報告されていくだろう。写真は、Yellowstone国立公園の中にあるHeart springという泉で、形が心臓なのでそのような名前をつけられたと予想します。



Friday, September 5, 2008

自己紹介---自己宣伝---

骨髄間質細胞の分化の研究から始まり,メチル化・クロマチン構造の改変の研究,そしてヒト胎児性癌細胞の分化に進み,研究テーマは一貫して「細胞の全能性と部分全能性」の問題に関することである.間葉系細胞の予想以上の可塑性に驚いている.間葉系細胞のdefaultとpreferenceの状態を行ったり来たりさせる(細胞転換)ことにより,細胞治療の「事実上の標準仕様」として,臓器の再構築の世界に貢献させたい.

http://akihiroumezawa.blogspot.com/2008/09/self-introduction.html