Saturday, October 25, 2008
山火事と湯気の中の菩薩
Universal cellsの検証
臨床応用
kFDA versus FDA and EMEU
Wednesday, October 22, 2008
糖鎖マーカー
ヒト幹細胞は、糖鎖マーカーで規定されているものが多い。マーカーと言えば、ひとつ、ふたつといった形で規定する訳であるが、網羅的な糖鎖マーカーを同定するアプローチも、幹細胞分化状態を検証するのに使える。
Saturday, October 18, 2008
フィーダーレイヤー
1.骨髄間質細胞:造血細胞を長期に維持する。by Dexter TM.
2.マウス胎児線維芽細胞: マウス及びヒトES細胞の未分化性維持と増殖。
1.OP9: ES細胞を間葉系前駆細胞へ誘導する (PLoS Med, 2(6):e161)。また、心筋分化誘導する。
2.PA6: ES細胞を造血細胞へ誘導する。
3.羊膜の基底膜とmesodermal layer: ES細胞の神経分化
ヒトES細胞とiPS細胞から生殖細胞への実験をすることが許可された
ヒトES細胞とiPS細胞から生殖細胞への実験をすることが許可された「ようだ」。新聞記事を読んだので、本当かどうかは不明。いつからかも不明。
写真は、イエローストーン国立公園の温泉からたくさんの石灰が出ているところ。スターウォーズは、こんなところから景色を利用したのだろうか。よく似ているように思えた。
クローン動物を紹介
http://blogs.yahoo.co.jp/subaru9631/34631426.html
上記のサイトから、ちょっと長いけど転載させていただきます。
「クローンとしてのクルーゼ」
一般的に一つの細胞の分裂回数には限界があり、分裂を重ねるにつれて細胞の老化が進むと考えられている。染色体の末端部分にはテロメアと呼ばれる構造があり、これが細胞分裂をカウントする役割を果たしている。テロメアは6個の塩基からなる配列を数千回も反復した構造を持っており、その長さは細胞分裂を重ねるほど少しずつ短くなり、50~60回を限度にして細胞は分裂できなくなる。クローンの細胞のテロメアは短くなる傾向があり、例えば10歳の個体からクローンを作れば、そのクローンのテロメアはすでに10年分の細胞分裂を終えた長さになっており、その分寿命が短いことになる(しかし実際のクローン動物の実験では元の個体と同じ長さのテロメアを持つクローンや、あるいはそれ以上の長さのテロメアを持つクローンが生まれたという報告がありクローンのテロメアの長短については一概に言えないのが現状である。また個体の寿命はテロメアだけでなく生理的な要因が大きく影響するため、必ずしもテロメアの長さ=寿命ではない)。
個体の老化
再生医療におけるドナー細胞の腫瘍化を検証する方法でベストは?
2.Comparative genomic hybridization.
3.染色体核型
4.TERT発現をRT-PCRで定量。
5.培養し続けて、不死であるかどうかの検討。
Thursday, October 16, 2008
MAPC---Honest unintentional errors---
MAPCは、Honest unintentional errorsとして決着付くようです。Bloodの論文は、retractになるようです。特許とJCIとNatureの論文にも問題となる図が掲載されているとのこと(Nature, 455(16):849, 2008).
Generation of iPS by the plasmid vectors without chromosomal integration
山中氏によってScienceに発表されたPlasmid vectorでできたiPS細胞は、染色体へのインテグレーションがPCR, Southern blot解析で認められていないようです。Without evidence of plasmid integrationとのことです。失礼しました。
Tuesday, October 14, 2008
ついに2因子でiPS
Monday, October 13, 2008
Wikipedia---骨髄間質細胞---
最近、ある方から、「ブログやっているですって。よく時間がありますね。」と言われます。そこで、Wikipediaの記載を始めました。項目は「骨髄間質細胞」です。「えーっ。Wikipediaもやっているんですか。本当に、よく時間がありますね。」と、また言われるでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E9%AB%84%E9%96%93%E8%B3%AA%E7%B4%B0%E8%83%9E
Pluripotent stem cells from adult testis
Nature doi:10.1038/nature07404
メモです。
LIF alone
GDNF followed by LIF
上記がよい。他のコンビネーションはだめ。
LIF/FGF2 did not improve germline stem cell culture (GSC culture).
LIF 1,000 units/ml
FGF2 4 ng/ml
GDNF (Sigma) 4 ng/ml
市民公開講座@国際湘南村
市民公開講座のビデオをアップしました。科学を専門になさっていない方々を対象にした話で科学とは関係のない内容もございます。楽しんでいただければ嬉しいです。
タイトル 「再生医療と病理」
http://1954.jukuin.keio.ac.jp/umezawa/umezawa.html
Sunday, October 12, 2008
卵子ホルモン
Green mouseは本当に役に立っているし、GFPの発見ってすごいよな。研究室内で使用しているMさんの実験でも、卵子での分子挙動を見ている。 卵子ホルモンが精子と出会うことで受精が生じるという発表です。Mさんの会心作です。
Proc Natl Acad Sci U S A. 105(35):12921, 2008
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18728192?dopt=Abstract
心筋形成
Tuesday, October 7, 2008
成人精巣由来幹細胞
精巣由来幹細胞がヒトから樹立されたという報告がNature誌に欧州のグループから発表された。形態は、ヒトES細胞と多少異なるが、皮下への移植では多分化能を示している。正直言うと組織の写真で移植した細胞とホストの細胞があんまり区別できていないように思える。マウスGS細胞と同等だろうか。40回培養できたようなので、不死なのだろうか。遺伝子導入なしで不死なのは、胚盤胞内部細胞塊と精巣由来幹細胞か?
Sunday, October 5, 2008
Sirt1
Friday, October 3, 2008
hERG assay
hERG assayの市場は20億円程度とのこと。細胞に、Potassium channel遺伝子を導入し、ツールとしている。ヒトの細胞で、いいツールができれば動物でのアッセイの市場を食って50億円程度の市場になる可能性があるようだ。開発したものが事実上の標準仕様になる必要は必ずしもなく、各メーカーの希望する仕様ないしはメーカーが保持するブツの有用性が証明できれば良い。心筋の場合で言えば、フィーダーレスでchemically-defined mediaが良い。
他の細胞でも、そうだろうな。
医薬品による催不整脈作用 (心電図におけるQT間隔延長)
薬物によるQT延長は,torsades de pointes型の心室頻拍や突然死といった副作用を誘発する.QT延長を誘発する薬物の多くが,心筋細胞の遅延整流K+チャネル(IK)の速い成分(IKr)を抑制し,心筋細胞の活動電位延長および心電図におけるQT間隔の延長を起こす.HERG(human ether‐a‐go‐go related gene)がIKrを形成するK+チャネルサブユニット分子である.HERGチャネルは,1200のアミノ酸からなる6回膜貫通型の電位依存性K+チャネルであり,遺伝性QT延長症候群の原因遺伝子の1つ(LQT2)である.HERGチャネルを培養哺乳動物細胞あるいはアフリカツメガエル卵母細胞に発現させると,心筋細胞で観察されるIKrと類似したK+電流が観察される.
Wednesday, October 1, 2008
SATB1
SATB1が、マウス乳癌の転移に関与すると、厚井重松輝美さんが発表している。SATB1って、unwinded DNA structureに結合できる蛋白質としてロシア人の女性ポスドクが同定した遺伝子だったと記憶している。15歳の息子が生まれる前の話で、そのロシア人ポスドクは、すごく実験が早かった。子どもを迎えに行くために、てきぱきと実験をこなしていた。この発表知らなかったな。