Wednesday, May 19, 2010

Extraordinary Measure 小さな命が呼ぶとき

 ポンペ病に対する治療薬をつくることに成功した、ジョン・クローリー氏の話
クローリー氏は3人の子どもがいて、そのうち2人はポンペ病に罹患している。薬はないって分かった瞬間から、どうしようって、方法を探った。自伝を読むと、薬作りに向かって一直線に行ったと言うよりも、さまざまな偶然と努力によって、薬をつくることを可能とする立場が与えられたという感じもある。クローリー氏のサクセス・ストーリーが、ハリソン・フォード主演で映画化された。邦題は
「小さな命が呼ぶとき」であり、Extraordinary Measureというタイトルである。原作は黄色いハードカバーの本で、The Cureというタイトルでジャーナリストが書いている。

 ヒトES細胞を利用した細胞医療の対象疾患にリソソーム蓄積症があると思っている。

 以下は破綻したJAL機に、支援が決まった日に搭乗したときのCAのアナウンス。JALみたいに、科学研究が破綻する可能性は低くないと思っている。日本国が貧乏になっていくときに、予算の削減ターゲットが科学研究ってことにならないことを祈るばかりだ。


CAアナウンス 日本航空 再生機構の支援を受けた日に MVI_0224.AVI


Tuesday, May 11, 2010

Osiris Therapeuticsがクローン病に対する治験再開だって


上記サイトよりコピーアンドペースト
2010-05-11 18:55:43
海外発表、Osiris社、クローン病対象「Prochymal」の臨床試験で患者登録を再開

 米Osiris Therapeutics社は、2010年5月5日、成人間葉系幹細胞製品「Prochymal」を治療抵抗性の重症クローン病患者に適用した臨床試験の中間解析で好結果が得られたことに基づき、患者登録を再開すると発表した。


Monday, May 10, 2010

無題


列挙されており、うれしかったので、貼付けます。馬鹿にはしないでください。いいじゃないですか。こんな書かれ方した本が世の中に存在するんです。私が書いている訳ではありません。


「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」よりコピペ

遺伝子や進化の研究は神の冒涜か?
キリスト教原理主義者を説得する遺伝子学者

2006年7月19日、ブッシュ大統領は大統領就任以来初めて拒否権を発動した。議会を通過した胚性幹細胞(ES細胞)研究の範囲拡大を認める法案を阻止したのだ。

ES細胞は人体のあらゆる器官へと無限に増殖していくので、失われた細胞を再生して補う治療に応用できる。。。。



igakunoayumi

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない 町山 智浩・著   http://bit.ly/4UoJrcより
8:20 PM May 13th via web
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igakunoayumi
そもそも近代科学は神の創造したこの世界を知り尽くしたいという信仰心から生まれた。ケプラーもニュートンもパスカルの科学者であり、神学者だった。だからコリンズ博士は変人ではなく、最も正統な科学者なのだ。
8:13 PM May 13th via web

igakunoayumi
その後、コリンズ博士はギター片手に賛美歌を歌いながらハーレーで各地を回って福音派の若者たちを科学の道に誘っている。 「進化や遺伝のシステムこそは偉大なる神の御業だ。それを研究するのは神への冒涜ではなく、神への探求なのだ。」
8:11 PM May 13th via web

igakunoayumi
末期患者たちは宗教に救いを求めていた。疑いながらもキリスト教徒たちと対話を深めていったコリンズは、カスケード国立公園にハイキングに行ったとき、美しい大自然に囲まて創造主の存在を確信した。全身を貫く感動に耐えきれずその場に跪いた。「私は神に降伏したのだ」
8:09 PM May 13th via web

igakunoayumi
コリンズはかって神よりも科学を信じる医学者だったが、27歳で医師として病院勤務していた頃、死を宣告された患者たちの心を癒せるのは科学ではないと知った。 「科学は人間が生きる意義を説明できない。」
8:04 PM May 13th via web

igakunoayumi
彼はDNAに書かれた人間の設計図であるゲノムを解読するという、まさに神の領域を侵す計画を率いながら、敬虔な福音派としての信仰告白の書『神の言葉/科学者による信仰の証』を著した。
8:03 PM May 13th via web

igakunoayumi
そんななか、「ES細胞の研究を止めてはいけない。受精卵の核を他の核に取り替えれば倫理的問題はなくなるはずだ」と、福音派を説得し続けてる科学者兼宗教家がいる。国際ヒトゲノム解読計画の代表、フランシスコ・コリンズ博士だ。
7:56 PM May 13th via web

igakunoayumi
最近の調査では、アメリカ人の45%、つまり2人に1人が進化論やビッグバンによる宇宙の期限を信じていないという結果がでた。これがかって世界をリードしていた科学の国アメリカの実態だ。
7:54 PM May 13th via web

igakunoayumi
ES細胞だけじゃない。福音派と科学の対立は近年、激しさを増す一方だ。福音派は「宇宙は神が7日で創造した」という聖書の記述を信じているので、福音派の多い州では公立学校でダーウインの進化論を考えることが法律で禁止じられている。
7:52 PM May 13th via web

igakunoayumi
ブッシュ大統領は、聖書の言葉を字義通りに信じる「福音派」に属し、彼らを支持基盤にしているので、ES細胞研究には以前から批判的ダッタ。
7:49 PM May 13th via web

igakunoayumi
しかし、ES細胞は体外受精で使われなかった受精卵を「壊す」ことで作られるので、受精卵を生命と考える人々、特にキリスト教保守派から激しく反対されていた。
7:48 PM May 13th via web

igakunoayumi
ES細胞は人体のあらゆる器官へと無限に増殖していくので、失われた細胞を再生して補う治療に応用できる。そこでパーキンソン病や脊髄損傷、白血病、糖尿病、肝臓病など、それまで不治とされてきた難病が克服できると期待されている。
7:46 PM May 13th via web

igakunoayumi
2006年7月19日、ブッシュ米大統領は大統領就任以来初めて拒否権を発動した。議会を通過した胚性幹細胞(ES細胞)研究の範囲拡大を認める法案を廃止したのだ。
7:43 PM May 13th via web

igakunoayumi
遺伝子や進化の研究は神の冒涜か? キリスト教原理主義者を説得する遺伝子学者
7:41 PM May 13th via web

igakunoayumi
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない 町山 智浩・著   http://bit.ly/4UoJrc
7:40 PM May 13th via web


Tuesday, May 4, 2010

皮膚の細胞治療

 培養表皮、培養真皮及び複合型培養皮膚(培養皮膚)の開発が進められ、重症熱傷及び難治性皮膚潰瘍の治療に用いられている。その作製にはフィーダー細胞としてマウス由来3T3細胞や培養液にはウシ血清等、動物由来成分を使用している。

1)培養表皮
 自己表皮から採取した角化細胞をマウス由来3T3細胞をフィーダーレイヤーとして用い、培養して薄いシート状にしたものである。自己培養表皮は米国ではEpicel(GengymTissue Repair社)、欧州ではCellActive Skin(IsoTis NV社)、我が国ではジェイス(J-TEC)が製造販売承認されている。

2)培養真皮
 皮膚線維芽細胞をマトリクス上に播種し培養したもので、米国では同種培養真皮が製品化され難治性皮膚難治性潰瘍治療に用いられている(Dermagraft:Science/Smith&Nephew社)。我が国では北里大の黒柳らによりヒアルロン酸とアテロコラーゲンのスポンジ状マトリクスに自己真皮から採取した線維芽細胞を播種して培養したものが作製されている。

3)複合型培養皮膚(培養皮膚)
 培養表皮細胞と培養線維芽細胞を含むもので狭義の培養皮膚と呼ばれている。培養線維芽細胞を含んだコラーゲンゲル上に角化細胞を重層化したものである。自己培養皮膚は欧州で発売されている(Tissue Tec auto-graft system、Fidia Advanced Biopolymers社)。同種培養皮膚はApligraf(Organogenesis社)が米国で発売されている。また、コラーゲンスポンジを足場としたOrCel(Ortec International社)が臨床使用されている。

凝りすぎたイノベーションはほとんど確実に失敗するらしいので、この分野は期待できる。



Monday, May 3, 2010

研修医のための病理マニュアル (宣伝)


研修医のための病理マニュアル 診断と治療社

アマゾンのサイト  http://bit.ly/ds5u2X

編集(自分)からのコメント

 "さあ,研修医としての生活が始まります.社会人としてのスタートであり,夢に見た医師として病院での勤務です."

 2004年4月1日にスタートした臨床研修制度はプライマリケアを中心とした幅広い診療能力の習得を目的として,まず2年間の臨床研修を行うことになります.内科,外科,産婦人科など複数の科で研修するカリキュラムを組むこととされていますので,幅広い診療能力の習得が目的となっています.ポリクリですべての診療科を回るのとは違い,指導医のもと,責任ある任務に就くわけです.

 本書は,研修医が2年間という短い間に遭遇・直面するであろう診療に関連する事項で特に前期研修に役立つポケット版の病理マニュアルです.必要不可欠な情報を網羅すると同時にポケットサイズとすることを念頭に置き,各診療科における基本用語および取扱い規約をはじめとした病理のお約束をまとめました.最も重視した点は理解のしやすさと実地に即した情報を網羅することです.また,各診療科で働く研修医に向けた"これは!"というアドバイスを挿入しました.

 病理診療科から送られてくる報告書には,生検の報告書,手術材料の報告書,病理解剖報告書があり,それぞれ目的が異なります.生検は患者から組織を採取し,医師が病名を確定するためのものであります.また,手術材料の報告書は,外科系の診療科で切除された検体を観察し,病変がどの範囲に及んでいるかを見極め,診断を改めて確認するために必要になります.病理解剖の報告書では,患者がお亡くなりになったあとの解剖所見が記載されています.

 臨床研修制度ではCPC(clinicopathologic conference<臨床病理カンファレンス>)への症例呈示が必修化されており,レポート作成の際にも本書を活用することができます.病理報告書の記載を理解するために必要な組織・臓器の所見については各論で記載しました.研修医自身が病理所見をみて解析できる必要はないものの,病理医からの報告に記載されている事項を理解することができなくてはいけません.

 そもそも本書はマニュアル本ですが,研修医としての生活の合間に最初から最後まで通して読んでいただけますでしょうか.執筆者たちが絶対はずしてほしくないと思ったキーポイント,写真,図,表がちりばめられた,全ページカラー印刷の,"親心でそっと教えてくれる,研修医にとってあったかい病理の本"であることがきっとおわかりいただけることでしょう.


Saturday, May 1, 2010

倫理申請にかかる業務の代行・支援

 どのくらいの医師および科学者が、臨床研究指針という名前を知っているだろうか。または、その存在を知っているだろうか。さらに、どのくらいの医師および科学者がその指針を担当している省庁およびその担当課を知っているだろうか。臨床研究、臨床試験の一部では、薬事承認にかかわる業務を代行・支援する組織として、Contract Research Organization (http://blogs.yahoo.co.jp/akihiroumezawa/31161396.html)が存在する。医薬品が承認されるまでには数多くの段階があり膨大な時間と労力を必要とするために、開発効率を高め、より早く新しい薬を生み出すために臨床試験・ 製造販売後調査における、さまざまな業務を代行・サポートするビジネスである。現在、このContract Research Organizationは臨床試験のプロフェッショナルとして、医薬品開発に欠かせない存在として利用されている。これは、薬事承認を得るための治験にかかわるプロセスを代行・サポートするビジネスであるが、似たようなことが基礎研究、前臨床研究においても倫理問題にかかるプロセスを代行・サポートするビジネスがあってもよいのではないか。倫理問題と薬事(安全性有効性の検証)のプロセスを同一視できないことは事実であるが、前述したように倫理にかかる技術的な側面は書類上でなされ、説明文書を含めた内容が事実上被験者を守ることにつながる以上、かなり似たものであり同一といっても良い。


レクチンアレイによる占い

血液型占いがあるのだから、レクチンアレイで占いをしようと研究員達に相談した。

返事は、良かった。「そうですね。」

でも、占いは科学研究にそぐわないって内心思っているんだろうな。占いの部分をやるんじゃなくて、糖鎖(髪の毛とか、唾液とかの検体)を解析するんだけどね。糖鎖解析は自分たちがやって、占いの部分はプロに任せるんだけど。


科学研究のK 3K from 6K

テレビより

科学研究業界を6Kから3Kに。

6K:
1.きつい。
2.汚い。
3.格好悪い。
4.臭い。
5.稼げない
6.結婚できない。

3K:
1.格好良い。
2.感動がある。
3.稼げる。