どのくらいの医師および科学者が、臨床研究指針という名前を知っているだろうか。または、その存在を知っているだろうか。さらに、どのくらいの医師および科学者がその指針を担当している省庁およびその担当課を知っているだろうか。臨床研究、臨床試験の一部では、薬事承認にかかわる業務を代行・支援する組織として、Contract Research Organization (http://blogs.yahoo.co.jp/akihiroumezawa/31161396.html)が存在する。医薬品が承認されるまでには数多くの段階があり膨大な時間と労力を必要とするために、開発効率を高め、より早く新しい薬を生み出すために臨床試験・ 製造販売後調査における、さまざまな業務を代行・サポートするビジネスである。現在、このContract Research Organizationは臨床試験のプロフェッショナルとして、医薬品開発に欠かせない存在として利用されている。これは、薬事承認を得るための治験にかかわるプロセスを代行・サポートするビジネスであるが、似たようなことが基礎研究、前臨床研究においても倫理問題にかかるプロセスを代行・サポートするビジネスがあってもよいのではないか。倫理問題と薬事(安全性有効性の検証)のプロセスを同一視できないことは事実であるが、前述したように倫理にかかる技術的な側面は書類上でなされ、説明文書を含めた内容が事実上被験者を守ることにつながる以上、かなり似たものであり同一といっても良い。
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