Sunday, June 12, 2011

今井眞一郎氏 NHKスペシャル出演 長生き遺伝子の発見者

今日のNHKスペシャルは、長生き遺伝子。

長生き遺伝子って言えば、その昔、古い校舎の4階で、同級生が教授から細胞の長生き遺伝子を見つけろという指示を貰っていたっけ。1984年の話です。正直言って、当時はどうするんだろうと思っていた。だいたい、どうやって見つけりゃいいんだっていう感じだった。最終的には、ブラックバーン博士が細胞の長生き遺伝子を見つけてノーベル賞をとった。その当時、学生だった今井眞一郎氏は、朝から晩まで実験して、細胞の長生きの指標(スケールっていうのかなマーカーっていうのかな)を発見し、国際誌に発表しました。すんごい努力で、いろんなものをかなぐり捨てて、科学に没頭していました。

その後、今井眞一郎氏は25年間米国を中心に活躍して、個体の長生き遺伝子を発見し、寿命延長を実現しようとしています。細胞だけじゃなく、個体ですよ。すごいよね。その話が今日のNHKスペシャル。良い意味でも、そうでない意味でも話題になるんじゃないかな。

娘と一緒にNHKスペシャルを見て、このおじさんはお友達だよと言って自慢し、寝ていた妻を起こして見させました。今井眞一郎氏は、「光陰矢のごとし、学成りがたし」と言ってがんばっていましたが、画面上では若々しかったです。さすがに、老化の科学者だけあります。秘密の薬を飲んでいるのかもしれません。今度、個人的に教授いただこうかと思います。残念ながら、このブログの読者にはまだ教えられないと思いますけど、僕の記憶力が良くなったら、ああ今井さんから情報を貰っているなと思ってください。

そんなことを思っていたら、米国で活躍している今井教授から電話を貰いました。子どもには、「ほら、さっきのテレビに出演していた教授は友達だろう。」と伝え、父親の株が上がりました。今井教授は、この8月と12月に一時帰国するそうです。運の良い方は講演を聴くことができるかもしれません。

長生き遺伝子にかかわる初めての論文は以下です。参考まで。

Imai S, Armstrong CM, Kaeberlein M, Guarente L. Transcriptional silencing and longevity protein Sir2 is an NAD-dependent histone deacetylase. Nature. 2000 Feb 17;403(6771):795-800.

そう言えば、4年以上前、中等部で今井教授からスライドを借りて、寿命に関する特別講義をしたけど、みんな分からなそうな感じだったな。今日のNHKスペシャルみたいにするのは、なかなか難しいよね。あーあ。当時の中学生も今は大学生。その時の話だって思い出してくれた人はいないかな。医学部の学生になった人もいるだろうしな。








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