「人の白目は軟骨である。」という論文を世古裕子氏が発表しました。PLoS Oneという雑誌です。人細胞の遺伝子発現を全身調べていたら、軟骨と白目が兄弟にあたることが、分かりました。もともと、魚類では白目は軟骨でして、食べるとおいしいところの内側にあります。結論は、人の白目は実際には軟骨ではありませんが、魚の白目同様、軟骨としての性格を進化過程で保持しているということです。なお、白目は専門用語で強膜といいます。第一著者の世古氏は、ママさん研究者でとっても優秀です。今は、強膜の研究だけでなく毛様体と網膜の研究をなさっています。このような優秀なママさんが研究者として続けられるような社会の仕組みが必要不可欠です。
解析は、コンピュータが打ち出した結果です。そのソフトは、米国の洪実氏のNIHのサイトにあります。
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