Monday, September 6, 2010

自分のiPS細胞について

 研究室の皆さんへ(次回のミーティングで話します)。

 杞憂とは思っておりますが、自分のiPS細胞は作らないでください。免疫不全動物へ移植する場合や細胞を培養する過程で、(間違って)自らの体内へ混入させた場合拒絶されません。奇形腫ないしはそれに連関する腫瘍ができる可能性を否定できません。他人のiPS細胞の場合は、拒絶されることになりますので、ゼロリスクとは申しませんが心配はありません。

 倫理的に自分のiPS細胞をつくるのであれば許されるだろうと考える方がいるかもしれませんが実験上の問題で危険です。杞憂とは思いますが念のため。


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