Sunday, March 13, 2011

地震による研究室への影響

私どもの研究室は、7階にあります。建物全体が耐震構造になっているということですが、ものすごい揺れでした。窒素タンクとガラス棚が倒れました。また、有機溶剤が流れました。それ以外は書類等が落下したくらいで被害はありませんでした。ガラスが割れたので、靴でクリーンルームに入室するように指示しました。窓ガラスはすべて大丈夫でした。一方、壁からは塗料が粉状に少量ですが落ちてきました。インキュベーター内の被害は不明です。培養皿から、大量の培地がこぼれたとの報告を受けました。耐震対策により、実験用のガラス製品はほとんど無事でした。

再生医療では、生ものが薬となるので、このような災害では全く機能しないと思ってもいいでしょう。移動手段がなければ、薬は病院に行かないということになります。院内製剤なら、移動の問題はありませんが、逆に被災地であれば、薬ができないということになります。

テレビの報道を見ていると、悪夢を見ているような気分です。今後、三日間で震度6以上の余震が来る確率が70%以上だそうです。


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