iPS細胞の標準細胞と言えば、最初に報告したという理由で、
201B由来のiPS細胞で、理化学研究所に寄託されている細胞って言うことになるのであろう。
201B7; Takahashi K, et al. Cell. 2007 Nov 30;131(5):861-72.
253G1; Nakagawa M, et al.Nat Biotechnol. 2008 Jan;26(1):101-6.
253G1; Nakagawa M, et al.Nat Biotechnol. 2008 Jan;26(1):101-6.
Cell, 131:861, 2007の図から追っていこう。
iPS細胞であると言う証明は以下の項目を決めておく必要があるとされる(のか)。また、iPS細胞の同一性を言うためには、以下の項目を押さえる必要があるのだろう。
1.形態
2.免疫組織化学(SSEA-3, SSEA-4, Tra-1-60, Tra-1-81, Tra-2-49/6E)
3.RT-PCRとウェスタン(内在Oct-4/3, 内在Sox2, Nanog等)
4.プローモータ領域のメチル化(Oct-4/3, nanog, Rex1) メチル化率が半分以下か。
5.不死化
6.EB形成による分化
7. 奇形腫形成
方法も同様に論文と同じものとするべきだろう。奇形腫形成は、SCIDマウスを論文では使用しているが Balb/c nu/nuでも問題ないと思う。
一方、ES細胞については、Rao氏らがES細胞の標準化を進めているわけであるから、それに従うのが一番である。世界的に認められているわけだからね。結論から言えば、iPS細胞と同じなのだろうが、具体的に記述しなくてはいけないだろう。
Immunocytochemistry
Tar-1-60
Tar-1-81
SSEA-3/4
Oct-4/3
Methylation pattern of the promoters of the Oct-4/3, Nanog, and Sox-2 genes
Morphology
Teratoma formation at 4 weeks after implantation into nude mice
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