Sunday, February 20, 2011

骨髄間質細胞による皺取り

信頼している研究者(産業界)に、電車の中で質問した。「骨髄間質細胞を移植することで、コラーゲンを増やし、皺をとるっていう治療は実際に有効なのか。」 答えは、イエスであった。正直言って、信じていなかったので、意外な感じがしたが、皺がとれるという。感じで言うと、皺取りの美容形成手術とは全然違う感じで皺がとれるようだ。

 また、知り合いの研究者(大学教授)からの講演。光レーザーにより、皮膚真皮の線維芽細胞からの膠原線維の産生を増やすという。実際に、試験管内でも実験ができるのであろうか。また、光レーザーの受容体ってなんなのであろうか。昔、1980年代であるけど、PDGFやTGF-betaにより、間葉系細胞からコラーゲン産生が増加するということは報告されてきた。自身が、UCSDでブレナー医学部長の下でコラーゲン type I alpha1の転写調節の研究をしてきたことから、たいへん興味深い。あの頃は、5' のプロモータのメチル化の影響と、3'のエンハンサにおけるTGF-betaのresponsive elementを決めていた。後半で学会にて二つの賞を貰った。ふたつの学会での賞金が20万円程度だったので、ボスは出張費を出してくれなかった。自腹で学会出席となったが、賞として記載できるのは嬉しかった。その発見は、美容の分野でも生きればいいなと思っている。


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