Sunday, December 26, 2010

宇田川謹二町長

1947年(昭和22年)4月 第一回町長選挙が実施され、宇田川謹二氏が当選

昭和三十四年の本州製紙事件では、宇田川謹二町長が岡島多三郎とともに先頭に立ち問題の解決を目指した。昭和四十年代まで、浦安の首長になれる者は漁協の幹部に限られていた。その理由は、町長としての報酬は無いに等しく、他に生活費を稼げない者はなれなかった。だから、たいていの場合、町長には網元がなった。

昭和26年4月1日 第3代宇田川謹二消防団長就任。

キティ台風による浦安の住宅の被害は全・半壊合わせて三百九十戸。全戸数三千二百四十戸のうち被害をまぬがれたのはわずか三百二十戸にすぎない。昭和二十四年九月一日未明、電話線が寸断され道路も水没し、外部との連絡はとれなくなってしまっていた。やむなく宇田川謹次町長は、風雨のおさまるのを待って、町職員に徒歩で千葉県庁まで救援要請に行くように命じる。

衆議院会議録情報 第006回国会 厚生委員会 第5号
台風による被害者に対し救済の陳情書(千葉県 東葛飾郡浦安町宇田川謹二外六名)(第二二九 号)を本委員会に送付された。

街の歩みとともに「広報うらやす」 第1号発行から60周年2009年10月7日 60周年を迎えた「広報うらやす」  浦安市の広報紙「広報うらやす」が第一号の発行から六十周年を迎えた。第一号は敗戦から四年後の一九四九年九月、浦安町時代に「浦安町報」として約三千五百部を発行した。当時の宇田川謹二町長は「オープン政治が最も民主的である」と寄せている。  


発表方法

発表方法
 1.何を伝えたいのかを最初に言う。ずっと言う。
 2.どの順番で言うのかを言う(時間軸上でも)。
 3.話すことだけではない。



お礼

I can't thank you enough. I will treat you to a glass of red wine.


博士のキャリアパス

ウェブ上の記事より

大学のポストというのは年間だいたい4000人くらいでるんですよ。博士号を取る人は年に1万2000人いる。したがって、純粋にマクロな考え方で言えば、自分が上1/3にいるという気がしないのであれば、早めに他のことを考えた方がいい。

 ポスドクは40歳前後に消えていく。「消えていく」というのは、郷里に帰って母校の事務職員になるとか、研究者としての職を捨てることを意味するが、大学とは連絡を絶ってしまう人が多い。

 最近は、年間に1万6000人(上の記事とちょっと数字が違うな)の博士が生まれ、就職する人が35%、「消えていく人」が9%といわれる。残りがポスドクとなる。彼らは予備校や塾でアルバイトをしたり、大学のなかで臨時の職につくというような生活をしている人が多い。


2年前の話

細胞治療の薬事承認がどんなふうになっているかを米国調査に2008年3月3日のひな祭りの日にワシントンDCにあるFDA(米国医薬品食品機構)に行った。その政府使節団の名ばかり団長の私と一緒に山本雄二氏が参加していた。話が長くなってはいけないので、簡単に言うと山本雄二氏はハーバード大学のMBAを取得していて、そのクラスにはビジネスのなんたるかを教える偉いポーター教授がいて、その教え子の中にこの酵素製剤を開発したJohn Crowley氏がいた。「ザ キュア」の主人公に当たる。2人の子どもがいずれもポンペ病に罹患して、その酵素製剤を開発しようとした人だ。

 ハーバード大学のMBAを取得するためのクラスというのは、どんなところなのだろうか。クラス内でのつながりだけでなく、先輩・後輩のつながりも強固な感じがする。John Crowley氏がいた大学の同じ釜の飯を食った人物がいる。現在、Life Technologies co. のCEOをしているGreg Lucier氏である。年収9億円、ストックオプション100億円というのがこの人物を端的にあらわすかもしれないと思う数字である。僕より若く精悍な顔立ちで、「私の研究室に何しに来たのですか?」という、ある意味、失礼な質問にも「ヒトES細胞が臨床応用されるときには、我が社と一緒に進めさせてくれ。」と言った。そして、「サンディエゴに来て、一緒にランチを食べよう。ジョン・リードも誘おう。」と続けた。


オンコロジストの話

オンコロジストの話。その昔、福井県の村でお医者さんをしていたとき。NHKにお医者さんを放映した。夕日をバックに歩く医師が映された。そのとき、土日にすることとは、町に行って米、野菜の買い出しだと答えたら、放映の次の日、家の前にたくさんの米や野菜が山積みになったとさ。 

これもオンコロジストの話。過疎の村に赴任直後の3日間に自殺やら孤独死やらで、たいへんだったとのこと。また、山で木こりが脳出血か脳梗塞になったとのこと。絶対に動かすなと指示をしたら、木に宙づりになったまま、ほっとかれたとのこと。

これは、肝臓の専門家の話。今や肝癌は治癒する病気。ラジオ波がいいらしい。肝硬変になって肝癌になっても、次から次へのたたいていくらしい。肺がんや膵がんはそんな訳にもいかず、予後が今でも悪い。

マンダリンホテル・シグニチャー フランス料理。景色がいい。お部屋のお値段はおいくら?とおききしたら、リーズナブルなお部屋で6万5千円だと。

食べたのは、エゾシカのお肉。おいしかった。フランス料理って、デザートがおいしいよね。さっぱりとさせる氷菓子。クリームの上にチョコが乗っていて、その上に金箔。



多能性幹細胞の奇形腫を専門家に病理診断していただく予定だ。

自分も認定病理医だが、本物の専門家たちにご診断いただく。

演題名:ヒト胚性幹細胞とヒトiPS細胞によって形成された奇形腫の組織像

演題名(英語表記):
Histological analysis of teratoma generated by human ES and iPS cells

抄録本文:
国立成育医療研究センターでは、臨床応用を念頭においたヒト胚性幹(ES)細胞を樹立した。また、手術検体(毛様体上皮、耳介軟骨、網膜、肺線維芽細胞、 羊膜、子宮内膜、月経血、動脈内皮)および遺伝病検体よりヒトiPS細胞を作製した。これらの多能性幹細胞に対し、表面糖鎖解析(Genes Cells, 2011)、エピゲノム解析(PLoS One, 2010)を行ってきた。また、体細胞を用いた遺伝病モデル動物治療(Hum Mol Genet, 2010; Circ Res, 2010)との比較することで、多能性幹細胞の可能性を追求してきた。本発表では、ヒトES 細胞及び上記由来のヒトiPS細胞を免疫不全動物の皮下、腎被膜下、精巣に移植することによって形成された奇形腫の組織学的検討を報告したい。胚細胞腫瘍 の専門家からのコメントを含めて紹介したい。


筋細胞への分化にかかる転写因子カスケード

Pax3 [Pax3/Pax7] to [MyoD, Myf5] to [Mogenin, Mrf4, MyoD] to myogenesis. [Pax3/Pax7] to Myf5 or MyoDPax3 and Pax7 are expressed in satellite cells.

Harold Weintraub博士は(生きていれば)ノーベル賞だったろうな。


PDGFRalphaが脂肪細胞へいく筋間質細胞のマーカー。ネガティブが筋細胞へ。

Nat Cell Biol News and Views PDGFRalpha (+) cells differentiate into adipocytes and CD56 (+) PDGFRalpha (-) differentiate into myocytes. Mdxマウス心臓におけるPDGFRalpha(+) cells differentiate into adipocytes.PDGFRalpha to PI3K (inhibitor: LY294002) to PI3K and MEK2 crosstalk. Imanitibによるmdxマウスの病態改善。PDGFRalpha(+) cells do not produce myocytes, and promote differentiation of satellite cells.おもしろい。



6E2

新しいヒトES細胞とiPS細胞のマーカー。SSEA-4抗原を認識する。現存の購入できる抗体より、良い。


Thursday, December 23, 2010

有名な方のブログより

衰退か乱世か、なんかそんな流れがでてくると、次は宗教になってしまって、われわれのような科学をする人間はよほどしっかり目を開けていないと、日本の世の中から消されてしまうかもしれません。


Sunday, December 12, 2010

「再生医療における“エピジェネティクス”による安全性担保」について。 国立成育医療研究センター 西野光一郎

「再生医療における“エピジェネティクス”による安全性担保」について。

国立成育医療研究センター
西野光一郎

西野「薬事指針にエピジェネティクスが記載されたと騒いでいますが、何のことなんですか?」

梅澤「薬事法上の再生医療に関する指針(案)(ガイドライン案)に、エピジェネティクスの解析が記載された。細胞のバリデーションに使えるという発想なんだ。」

西野「エピジェネティクスを研究している者ならエピジェネティクスで細胞のバリデーションが可能であるというのは常識的な感じがしますが?」

梅澤「これまでのエピジェネティクス研究の重要性が認められて、法令上に規定されたというのが重要なんだ。新たな局面を迎えている再生医療・細胞治療分野において、選択すべき重要な細胞特性指標としてエピジェネティクスに注目が集まっているということ。」

西野「つまり具体的には再生医療に使う移植細胞なんかの規格化にエピジェネティクスを使うということ?」

梅澤「そう。ドナー細胞としての有効性・安全性の担保に使えないかということ。」

西野「で、薬事指針にエピジェネティクスが記載されたと。どのように指針に組み込まれたの?」

梅澤「ここを見なさいよ!“試験的検体を用いた検討に際して、・・エピジェネティクス・・を用いた解析が有用・・”と書いてあるだろう?5個の指針(案)に合計10箇所もエピジェネティクスの記載があるんだよ。」

西野「5指針というのは?」

梅澤「体性幹細胞とiPS細胞の自己、同種とES細胞に関する指針案だ。(文献1-5)」

西野「指針の内容を読んだけど、文字も小さいし、同じような文章の繰り返しだし、難解ですね。なんかすごそうなのは分かったけど、僕みたいな基礎研究者にはメリットなさそうですね。」

梅澤「繰り返すけど、法令上に記載されたということ。この意味は大きい。エピジェネティクスを無視できなくなるんだよ。そうなると医療に限らず、畜産物や食物など人間の口に入るものとかにも影響が波及し・・・・」

西野「結果、生物学全般でエピジェネティクスを無視できなくなる、と。」

梅澤「そういうこと。」

西野「ふ~~ん。なんか最後は煙に巻かれた感がありますが、エピジェネティクスに注目が集まるのは良いことですね。」


参考文献
1. 早川堯夫、梅澤明弘、山中伸弥、他。ヒト(自己)体性幹細胞加工医薬品等の品質及び安全性の 確保に関する指針案(中間報告)、再生医療、 9(1):116-127, 2010

2. 早川堯夫、梅澤明弘、山中伸弥、他。ヒト(同種)体性幹細胞加工医薬品等の品質及び安全性の確保に関する指針案(中間報告)。 再生医療、9(1):128-138, 2010

3. 早川堯夫、梅澤明弘、山中伸弥、他。 ヒト(自己)iPS(様)細胞加工医薬品加工等の品質及び安全性の確保に関する指針案(中間報告)。 再生医療、9(1):139-151,2010

4. 早川堯夫、梅澤明弘、山中伸弥、他。 ヒト(同種)iPS(様)細胞加工医薬品加工等の品質及び安全性の確保に関する指針案(中間報告)。 再生医療、9(1):152-165, 2010.

5. 早川堯夫、梅澤明弘、山中伸弥、他。 ヒトES細胞加工医薬品等の品質及び安全性の確保に関する指針案(中間報告)、 再生医療、 9(1):166-180, 2010.


Wednesday, December 8, 2010

twitter kanshitsuより

米国に行き、再生医療に対する国プロを調査/勉強してきました。AFIRM (Armed Forced Institute for Regenerative Medicine)のプロジェクトには、驚きました。Department of Defense (防衛省?)のプロジェクトにも驚きました。そして、本命 NIH の再生医療研究がセンター化される可能性があることにも驚きました。科学研究費の行方には、皆が真剣に議論して、語ってくれたことに感謝。政治的には共和党が勝利したことによる影響が大きかった(とのこと)。

オバマ大統領は、科学研究に積極的で、その方面からの国づくりに肯定的(らしい)。国からのヒトES細胞に対する支援はマスコミにかかれている通り微妙で、裁判の行方を見守っているところ(らしい)。1勝1敗らしい。政府がヒトES研究をサポートしていることが法令的に問題らしい。

「らしい」、「らしい」と繰り返して申し訳ないのだが、英語の問題と時差で眠くて眠くて、もしかしたら間違えがあるかもしれない。立派な方々から、しっかりとした報告書が書かれるので、乞うご期待ください。




昨日、中学生の子どもが期末試験勉強をしているので、覗いてみたら、驚いた。眼球の構造と、網膜の構造を暗記しておった。お父さんは、先週の土曜日に勉強したところで、ミューラー細胞とか初めて知った。もしかしたら、暗記したのかもしれないが、初めて知った。耳の構造まで暗記しておった。

中学生の期末試験に、小児難治性疾患の遺伝形式が授業で講義されていた。驚いた。自分が母校の講義にやる内容が、中学生が教わっていた。医学部生のこの学期末試験に出題しようかと思ったが、中学生が教わっていると知り、やめる。

久しぶりの親娘の会話が試験勉強の解説。試験勉強が終わった今日からは親娘の会話はもう無し。ずっとなし。


hESC-based therapy

twitterより

cliveglover Clive Glover
by yamanyan
hESC-based therapy count: 1 in clinical trial (Geron), 1 IND approved (ACT), 2 IND filed (ACT and California Stem Cell). Progress!



Monday, December 6, 2010

カリソルブ

読売新聞に、虫歯にカリソルブということが書いてあった。そのうち、広まるんだろうか。

エナメル質(96%は無機質で残りが水と有機質でとても堅い)、象牙質(セメント質とは、歯根部象牙質外表を覆う硬組織のことで約60%が無機質、25%が有機物、15%が水からできている。無機質はヒドロキシアパタイトを主成分とし、有機質はI型コラーゲンを中心とするコラーゲンの他、プロテオグリカンや糖タンパク質が含まれている。エナメル質より柔らかいけど、やっぱり堅い)、歯髄。

歯髄再生。