Sunday, December 26, 2010

多能性幹細胞の奇形腫を専門家に病理診断していただく予定だ。

自分も認定病理医だが、本物の専門家たちにご診断いただく。

演題名:ヒト胚性幹細胞とヒトiPS細胞によって形成された奇形腫の組織像

演題名(英語表記):
Histological analysis of teratoma generated by human ES and iPS cells

抄録本文:
国立成育医療研究センターでは、臨床応用を念頭においたヒト胚性幹(ES)細胞を樹立した。また、手術検体(毛様体上皮、耳介軟骨、網膜、肺線維芽細胞、 羊膜、子宮内膜、月経血、動脈内皮)および遺伝病検体よりヒトiPS細胞を作製した。これらの多能性幹細胞に対し、表面糖鎖解析(Genes Cells, 2011)、エピゲノム解析(PLoS One, 2010)を行ってきた。また、体細胞を用いた遺伝病モデル動物治療(Hum Mol Genet, 2010; Circ Res, 2010)との比較することで、多能性幹細胞の可能性を追求してきた。本発表では、ヒトES 細胞及び上記由来のヒトiPS細胞を免疫不全動物の皮下、腎被膜下、精巣に移植することによって形成された奇形腫の組織学的検討を報告したい。胚細胞腫瘍 の専門家からのコメントを含めて紹介したい。


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