Saturday, October 20, 2012
AsiaCord 2013
Tuesday, October 16, 2012
Copy and Paste
OAの患者から得た軟骨細胞は、特徴的な体細胞変化を起こしている。
OA由来の軟骨細胞は、染色体の7番だかがトリソミーになっているらしい。一定の傾向があり、染色体の7番が35%にトリソミーとして検出された。この話は驚きではないか。
Osteoarthritis Cartilage. 2004 Dec;12(12):982-5.
FISH analysis revealed that 46% of OA patients had numerical abnormalities of chromosomes 7, X or Y. An extra chromosome 7 (trisomy 7) was present in 35% of patients with chromosomal aberrations. All males with OA lost the Y chromosome while 15% of the women had loss of one chromosome X (monosomy X). Trisomy 7 was associated with hip OA (p=0.019) and advanced OA according to the Kellgren and Lawrence classification (p=0.05). None of the 11 controls showed abnormalities in the chromosomes analyzed.
Cancer Genet Cytogenet. 2001 Nov;131(1):19-24.
Analysis of the distribution and frequency of trisomy 7 in vivo in synovia from patients with osteoarthritis and pigmented villonodular synovitis.
Osteoarthritis (OA) and pigmented villonodular synovitis (PVNS) are disorders associated with trisomy 7.
ダイレクト・リプログラミングは、リプログラミングか?
ダイレクト・リプログラミングは、前項のリプログラミングと比較すると
1.外来遺伝子はサイレンシングを受けない。
2.内在遺伝子の発現はあるのかもしれない。
リプログラミングというより、ダイレクト・リプログラミングは外来遺伝子の過剰発現(overexpression)によるので、分化転換しているだけでリプログラミングというニュアンスとはちょっと違う。ただ、あんまり厳密に言えば、iPSしかリプログラミングは起きないという結論になってしまう。違うかな。
リプログラミングとは
iPS樹立の際に生じるリプログラミングは、
1.外来遺伝子のサイレンシング。
2.内在遺伝子の発現開始。
3.TERT遺伝子の発現。
もうひとつ。
1. 親株に比較してのゲノム安定性。証明しにくいけど。
一緒に写真を撮ってもらえば良かったな。
Monday, October 15, 2012
昔の戦略でのまちがい
思うこと。
1. TERTを入れるよね。
2. Oct-3/4を入れるよね。
3. 培地は、ヒト胎児性がん細胞に使用している培地を使うよね。
思わないこと。
1. 24個もレトロウィルスベクターで入れるなんて考えないよね。
2. 2個だっていっぺんに入れようと思わないよね。
そんでもって、今のところでの事実。
1. TERTを導入した細胞からはiPS細胞はできない。
2. Thomson博士のScience誌に発表された培地がベスト。
一般に科学的発見って、いずれ誰かが発見するって言われているけど、山中博士のiPSはどうだろう。山中氏がいなかったら、今でもできなかったんじゃないかな。リプログラミングっていう発想があったんだろうか。c-mycが入れば不死になるから、TERTは不要っていうけど、本当に10年前にそんなふうに思えただろうか。導入した遺伝子がサイレントになるって、山中氏も思っていたかな。Weintraub博士のMyoDは、過剰発現で誘導し、その発現が下がることなく、骨格筋に分化する。TERTを一生懸命導入して、Oct-4/3を導入してという戦略は間違いであった。