培養細胞の性格を知る方法は、2種類。免疫不全マウスへの移植とGene chip解析です。移植することで、骨、軟骨、骨格筋ができるのが分かる。Gene chip解析をしたのちに、Hierarchical clustering analysisやPrincipal component analysisをすることで、だいたいどんな細胞か予想がつく。強膜が軟骨だなんて結論は、Gene chip解析で得た。OP9細胞が軟骨だなんて結論もGene chip解析で得た。昔の話だけど、KUSA-A1細胞が骨芽細胞だっていうのは、移植実験で得た。
心臓への分化は、培養しているときに、拍動するかどうか。神経への分化は突起をのばすかどうか。脂肪細胞への分化は、細胞質に小脂肪滴が蓄積するかどうか。どれも試験管内での形態をみている。
だから、結論は、間葉系細胞の分化は、試験管内で分化させるか、移植するかでわかるわけ。それを前もって予想するのは、Global gene expression profileをみる。
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