Friday, February 12, 2010

「光るブタがやってきた」の巻

昨日、光るブタがやってきた。ブタ本体がやって来たわけではなくて、胎盤がやってきた。空輸されてきたのかな。新幹線で来たのかな。空輸されてくる時は、あの検査を受けたのかな。あの検査って放射線の検査。それとも、荷物扱いで放射線はかかっていないのかな。胎盤は、光っていたって言っていた。UVかけてみたのかな。台湾から来ている留学生に、光るブタの絵を描いて説明しちゃった。英語も日本語も通じない。絵を描いて説明しちゃった。最後は分かったのか分からないのか、再見っていって、さようなら。これから、培養を開始する。羊膜を分離して、培養を開始していた。光っているのかな。HM氏とMT氏が、祝日なのにがんばっている。私はヒアリング準備でがんばっている。

答えをMT氏に訊いた。光ったブタは、静岡からの宅急便。だから放射線をかけられなかった。鹿児島からは、お肉(保冷材入り)で、金属探知機を通過。胎盤の光は、実体の蛍光顕微鏡で光っていたんだって。50mlのファルコンに入っていた。ブタの胎盤って、とっても薄くて小さいんだって。厚さなんかないんだって。そこで、臍帯と羊膜から細胞を取った。静岡も鹿児島も50 ml Falcon tubeに入ってしまう。ブタの胎盤は薄いなんて知らなかった。一層しかないぞ。どうなっているんだ。

ブタは、金華ブタっていう、とてもおいしいブタなんだそうな。静岡のブランド品。だけど、おいしいのは、お肉であって、胎盤ではない。

移植実験に使う。心筋に移植するぞ。移植したときに分かればドナーとレシピエントを区別できるのでとても良い。


No comments:

Post a Comment