「病院でもらう病気で死ぬな!」角川oneテーマ21を読んで。
96年1月に大学病院で発生したレジオネラ性肺炎の記述があった。当時は、新聞、テレビで報道されたな。院内感染だった。早い対策がなされた。病理解剖が役立った。また、そのときは、レジオネラ性肺炎を疑った小児科の教授がいた。今なら、肺の病理組織を見れば予想がつく。肉眼所見で結節性の炎症所見。細胞のアポトーシス、核のデブリが散見される組織像だったな。Warthin-Starry染色で、細長い菌が見えるようになったな。たくさんの菌が、マクロファージに貪食されていた。
問題意識満載の一冊。今読むと当たり前に思えることが10年前に書かれている。当時は、反響と言うよりも、反駁の方が多かったんじゃないかな。どうだったんだろう。
No comments:
Post a Comment