Monday, December 7, 2009

遺伝病に関する講義にて---重要な事実を毎年、期末試験に出題する理由---

僕たちは10個くらいの遺伝子は破壊されているんだという話をしたいだけなんだ。この話はむずかしいが、大事なんで話させてほしい。仮に4万人にひとりの頻度でなる遺伝病があったとしよう。「その保因者の頻度は?」という問題を毎年出題するように心がけている。答えは100人にひとりというのが答えで、100人いる医学部のクラスの中にその問題となっている遺伝子に変異が入っている学生がひとりはいるんだと伝えている。常染色体優性遺伝疾患は735、常染色体劣性遺伝疾患は521、伴性劣性遺伝疾患は107で合計すると、単一遺伝子が病因になる疾患だけでも1374に上ると言われている。計算すると人は誰でも10個以上の遺伝病の保因者だという事実を知っておくべきであるという講義をする。



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