Thursday, December 24, 2009

低炭水化物ダイエット


研究デザイン 前向きコホート研究。

出典 Halton TL, et al. Low-carbohydrate-diet score and the risk of coronary heart disease in women. New England Journal of Medicine 2006;355:1991-2002.

このコホート研究での結論は、予想と逆であったところ。炭水化物や、高度に精製された砂糖のようなものは、血糖を不自然に上昇させ、インスリンを産生させる。そのため、糖尿病を悪化させる。その一方、高炭水化物や高脂肪食は、野生の動物が食べていると思われる動物は高蛋白質及び高脂肪食であり、自然に近く、インスリンも上昇せず、糖尿病に悪いわけではない。また、高蛋白食や高脂肪食が大腸がん、乳ガンを増やしていることはないようだという結論である。ウェブ上で調べてみると多くの反論があった。デザインが不適切であるという指摘もあった。

高脂肪食が糖尿病に悪いという従来の常識にチャレンジしている点が興味深い。チョコや砂糖菓子は、血糖を高度に上げるために、糖尿病に悪いという解釈だ。ジュース類はさらに、早く血糖を上昇させるためよろしくないらしい。

阪大のお知り合いがこの方法でダイエットに成功していた。私は、レコーディング・ダイエットに失敗したので、低炭水化物ダイエットを行おうかなと思ったが、一番大好きな米を食べられないのは、たいへんにつらい。米は血糖を上げてしまうため、よろしくないんだっけな。なお、レコーディング・ダイエットに失敗としたけど、記録が面倒くさくなりやめたのであって、ダイエットに失敗したわけではない。


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