細胞治療の薬事承認がどんなふうになっているかを米国調査に2008年3月3日のひな祭りの日にワシントンDCにあるFDA(米国医薬品食品機構)に行った。その政府使節団の名ばかり団長の私と一緒に山本雄二氏が参加していた。話が長くなってはいけないので、簡単に言うと山本雄二氏はハーバード大学のMBAを取得していて、そのクラスにはビジネスのなんたるかを教える偉いポーター教授がいて、その教え子の中にこの酵素製剤を開発したJohn Crowley氏がいた。「ザ キュア」の主人公に当たる。2人の子どもがいずれもポンペ病に罹患して、その酵素製剤を開発しようとした人だ。
ハーバード大学のMBAを取得するためのクラスというのは、どんなところなのだろうか。クラス内でのつながりだけでなく、先輩・後輩のつながりも強固な感じがする。John Crowley氏がいた大学の同じ釜の飯を食った人物がいる。現在、Life Technologies co. のCEOをしているGreg Lucier氏である。年収10億円、ストックオプション100億円というのがこの人物を端的にあらわすかもしれないと思う数字である。僕より若く精悍な顔立ちで、「私の研究室に何しに来たのですか?」という、ある意味、失礼な質問にも「ヒトES細胞が臨床応用されるときには、我が社と一緒に進めさせてくれ。」と言った。そして、「サンディエゴに来て、一緒にランチを食べよう。ジョン・リードも誘おう。」と続けた。
Tuesday, December 8, 2009
酵素製剤を開発した人の周辺にいる人たち
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